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PDCAの観覧車に乗ろう!

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PDCAサイクルとは

既にご存知の方が多いと思いますが、PDCAサイクルとは、もともとは生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進めるための手法として提唱された考え方です。 PDCAは「Plan・Do・Check・Action」のそれぞれの頭文字を並べた言葉です。

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特に製造業においてはPDCAサイクルをしっかりと回している事業所が多い印象ですが、ことウェブ業界においては、まだまだPDCAを回せていない、PDで止まってしまっている作りっぱなしのウェブサイトを今でも多く目にします。

民間企業においては、ウェブが事業成果(売上など)に直結するため、PDCAサイクルを回すためにアクセス解析などを用い、サイトの改善改良に努めているところが増えてきています。

一方で自治体サイトにおいては、残念ながらアクセス解析は「ただ設置してあるだけ」「全体のPV数やセッション数を確認するだけ」といったところが多く、改善改良という概念が抜け落ちてしまっている状況を度々目にします。

ユーザーにとって、ウェブサイトの使い勝手はその企業・団体への印象に直結する

最近では情報への初期接触媒体となっているウェブサイト。言わば、その企業や団体・自治体の表玄関となっているわけです。

人間関係においても第一印象に大きく左右されるように、ウェブサイトも第一印象でユーザーは様々な評価を行います。

女性がより美しくなろうと努力をしたり、男性が清潔感溢れるように身だしなみを整えたり、TPOをわきまえて服装を選んだりするように、初期接触媒体となりうるウェブサイトも第一印象がとても重要です。第一印象で悪い評価となれば、よほどの理由が無い限り再びそのサイトを利用しようとは思わないのです。

日々、インターネット上の技術は向上し、スマートフォンの普及により幅広い年代でインターネットへの接触時間が増えています。ユーザーは、日々ITリテラシーを高めています。そして、比較する・評価する目を養っています。

このような状況において、「より良いサービスを」という姿勢の見えないウェブサイトは、検索エンジンからの評価も下がり、淘汰されてしまう可能性があります。これは、当たり前にユーザーを多く抱える自治体サイトにおいても例外ではありません。

ユーザー体験最適化という考え方

最近ではユーザー体験最適化(UX)という考え方が進んでいます。

あなたのサイトのユーザーはどのような悩みをきっかけにしてサイトに訪れるでしょうか。そして、どのような検索キーワードを入力してサイトに訪れるでしょうか。サイトに訪問したユーザーは、迷い無く、より短時間で抱える悩みを解決できているでしょうか。

いくらお客様のことを考えて作られた商品やサービスでも、それを紹介するウェブサイトがユーザーの心情に寄り添っていなければ、残念ながらサイト訪問者はその真の価値を理解することができないでしょう。

ユーザー目線で作られたサイトで、ユーザー目線で考えられたコンテンツを掲載していたとしても、あなたが第一に訴えたいことと、ユーザーが第一に求める答えは必ずしもイコールであるとは限りません。検証をしてみなければ、ユーザーにとって価値あるコンテンツを提供できているかの評価はできないはずです。

これからの検索エンジンは、ますます「いかにユーザー体験を最適化するか」という考えのもと、検索キーワードの文脈(コンテキスト)を判別するようアルゴリズムのアップデートが実施されていきます。

ユーザーの心情とサイトコンテンツのギャップを無くしていくことが、ユーザー体験の最適化につながり、今後ますますUXの向上が求められていきます。


PDCAサイクルを回すには、まず現状を知ることから

analyticsサイトをより良く改善し、ウェブサイトでの情報提供に+αの付加価値を付けるには、まず現状を知ることが必要です。

現状を知るにはアクセスログを分析することと、これまでのウェブサイト経由の成約数(お問い合わせ数など)をしっかり把握することが必要です。

アクセスログデータはGoogle Analiticsやサーバーログデータなどで確認することができます。アクセス解析の見方や用語などは検索すると数多く説明されていますし、専門書も販売されていますので、ご自身でデータを見て分析して頂くことが比較的容易です。

しかし、データには必ずといっていいほどノイズが混じります。さらに、どのような視点で分析するかによって、導き出される答えは全く違うものとなってしまいます。

データだけではなく、人の感性も頼りに

kansei同じデータを分析しても、分析する人の持つ視点やリテラシーにより、導き出される答えは異なってしまいます。

また、データを見ずともウェブサイトを目視すれば分かる問題点が多くあります。データを鵜呑みにするのではなく、データを読み解く力を養うことも必要となります。

PDCAにつながる解析設計を

964a19930e260bd32b9a4bb885f8a40c_s単に全体の数値を見るのではなく、改善・改良につなげるためのデータをどのようにして取得するか・・・という視点も必要になります。

例えば、バナーのクリック数や資料のダウンロード数をカウントできるようにするなど、サイトの目的・事業の目的にあわせて解析の設計を行うことで、大変興味深いデータが取得できます。興味深いという心理をきっかけとし、興味を増す気持ちを育てます。成果が目に見えて分かる興味深いデータ=担当者のモチベーションにもつながるのがアクセス解析の魅力でもあります。



現状分析→課題の洗い出し→改善へのサイクル

現状を把握し、課題の洗い出しをしたら、改善へと繋げなければPDCAサイクルは回りません。一気に課題の全てを改善するのは難しいでしょうが、サイトに与える改善インパクトを考え、インパクトの大きいものから少しずつ改善してみましょう。

改善したら、改善箇所を前後比較し分析します。数値として目に見える反応が確認できると、ますますPDCAを回すことが楽しくなります。

PDCAサイクルは適度な速度で回す

ウェブサイトのPDCAサイクルは、早すぎても検証に充分なデータが取れず善し悪しの評価ができませんし、遅すぎてもユーザーにとって不親切な状況を長引かせるだけで良い結果が生まれません。適度な速度で回していくことが必要です。この適度な速度というのはサイトによって異なります。

俯瞰してみる・寄り添ってみる

アクセス解析を活用してウェブサイトの分析を行うことで、サイト全体の状況を俯瞰して見ることが出来ます。今ある課題を整理し、全体の状況を把握しておくことは、ウェブ担当者にとって最低限必要なことです。

また、アクセスログデータからユーザーの声にならない声を読み取り、行動を把握することができます。ユーザーの環境や行動パターンを掴むことで、サイト訪問時のユーザーの心情に寄り添うことができます。

アクセスログデータを分析することで、俯瞰した客観的視点と、寄り添ったユーザー目線の両方を獲得してウェブサイトのPDCAに活かすことができるのです。

最適な速度で回るPDCAの観覧車に乗ろう

kanransya1観覧車に乗ったときのことを思い出してみて下さい。

速すぎず、かといって遅すぎない観覧車の最適な回転速度によって、様々な高さから周辺の景色を楽しむことができますよね。「あ、あんなところにこんな建物があったんだ!」と地上にいるときには気づかない発見もあります。
あなたは、家族・友人・・・どんな人と観覧車に乗りましたか?観覧車の中のことを思い出して下さい。息づかいが分かるほどの距離で、相手の繊細な表情の変化がしっかり把握できますよね。今まで気づかなかったホクロも発見してしまったり。

ウェブサイトのPDCAを回すには、サイト全体を俯瞰して分析することと、ユーザーの心理に寄り添って分析することの2つの視点が必要となります。

そして、ウェブサイトをより良く改善するには、最適な速度でPDCAを回していくことが必要となります。

ウェブサイトのみならず、ビジネス全般においても、この2つの視点は必要なことだと考えています。

一緒に、PDCAの観覧車に乗ってみませんか。

投稿者プロフィール

あだち りえ
あだち りえ株式会社スマイルファーム 代表取締役
WEBディレクター・WEBデザイナー・コンサルタント
WACA公認ウェブ解析士マスター/GAIQホルダー

アクセスログ解析の専門家として、自治体サイトや大規模メディアのログ解析~改善コンサルティングを実施。「難しいをわかりやすく!」をモットーに、ウェブマーケティングの講師として各種セミナーに登壇。
中小企業庁ミラサポ・(公財)にいがた産業創造機構の専門家としても活動中。3人の男児の母。

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