企業やお店などのfacebookページを賑わい感がある状態にし、かつビジネスに活用していけるものにするためには、「投稿の質」が重要だと考えています。
今回は、ビジュアル面から考察してみましょう。
五感に訴える写真は有利
「美味しそう」「キレイ」「可愛い」「カッコいい」人間の感性にや欲求に訴える写真の付いた投稿は、多くの「いいね」を集めています。
下記は地元の人に人気のパン屋さんの例です。
このふなっしーパンは企画段階からfacebookページに投稿されていて、FBユーザーさん達にチラッと見せていました。それが、いよいよ発売となったわけです。
スタッフのとびきりの笑顔とともに「ゆるカワ」なふなっしーパン。「美味しそう」「かわいい」の五感に訴える投稿です。
このお店のFBページへの「いいね」数は現在873。投稿への「いいね」数は、上の写真の投稿では298。その他の投稿も、常に100~300の「いいね」を集めています。
「パン」という商品柄もありますが、文章構成や写真の選び方が上手く、ついコミュニケーションを取りたくなる投稿内容になっているのです。
この投稿は「298」の「いいね」で、合計3258人にリーチしました。有料広告などを利用せずとも投稿内容の充実でこれだけ多くのユーザーに投稿を見てもらう機会を得たのです。
さらに、このパン屋さんは、こんなすごい数の「いいね」を集めた投稿があります。
子供の日限定の「アンパンロール」。なんと「764」もの「いいね」を集め、コメントも27件。
これだけ賑わいのある投稿になったため、8232人ものユーザーにリーチしています。
facebookを通じた意識改革からO2Oの勝ちパターンが生まれる
ご紹介したパン屋さんは、パッと見で伝わりやすい商品であるという点が、facebookページにちょうどはまった成功事例です。
facebookページを通じて、お客様とのコミュニケーションをはかり、顧客の囲い込みにつながったと喜んでおられました。
実はこのパン屋さんのfacebook活用は売上UPや顧客囲い込みだけに効果を発揮したわけではありません。
こちらのパン屋さんでは、初めはある決まった担当者がFBの更新をしていましたが、現在では多くのスタッフがFBページの運営にあたっています。それも自発的に。
それはfacebookを通じて、「お客様とコミュニケーションを取ることの楽しさ」を知ったからです。
お客様の声がダイレクトに聞けることで、それがお客様来店時の接客態度の向上につながり、また、新商品の開発にも活かされているのです。
そういった「楽しさ」に繋がったからこそ、O2Oの勝ちパターンが構築されたのです。
このように、スタッフの意識を「自然」と向上させ、意識改革を行ってくれる面でも、facebookは有効であるといえましょう。
五感に訴えにくい商品やサービスの場合はどうすればいいの?
そうですよね。必ずしも上記のようなパン屋さんのように、五感に訴えることができない商品・サービスを取り扱っている企業さん・お店さんも多いですよね。
では、次回は五感に訴えにくい商品・サービスの場合の事例についてご紹介していきます。
facebookのビジネス活用は「投稿の質」が重要!-その1
ターゲットをしっかり絞り、「いいね」を増やす投稿文の見直しと、活用度合の指標について
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